2003.1.26 Sun.
指輪物語
【お願い】もしも白文字の独り言に気づいてしまったなら、掲示板に一言「気づいた★」とだけ書いてください。それ以上は勘弁してください。追求とかね。
読んだら、押してみるの方向で…
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テレビ番組の事で何気なく携帯メールを打った事がきっかけで、都内の実家で親と住み、今をときめく回線問屋で働く独身貴族のKTと、その同僚にして彼女であるところの「ひみつのナッコちゃん」NNと会食をすることになった。
今年最初の挨拶だったので、車に乗り込んで「おめでとう」と云うと、NNが戸惑ってどういう意味かと聞き返してくる。
はは〜ん?
なるほど、そういう事だったかと問い詰めれば、アンのジョージであった。
まったく、昨年暮れからなんと慌ただしい事よ。
この二人は秋には年貢を納めるのだそうだ。
気の早い事に、NNの両親の承諾を得るが早いか、はたまたさらに先行してか、KTは自分の両親に事の次第を話すより先に色情式場と日取りを決めたのだと云う。
彼らは、これからマジックアイテム「契約の指輪」を求め、さらなる高みを目指すのだそう。
だが、冒険者よ心せよ。
魔法の指輪は…
時として呪われている事がある。
解呪の魔法を使わないと外せないらしいぞ。
KTは、この日記風を決して他言するなと厳重に言い含めておいたにもかかわらず、NNに知らせていた。
まあ、ある意味小規模なオフ会?
KTよ、なんでも話しちゃうのは問題だぞ。
人間には、適度に秘密と罪が必要なのだから…。
あ、それから僕は司会はやらないからね。
NNの目が細いのはチャームポイントだと云っているのに、耳を貸さないものだから「驚いて目が線になった!」はオチに使えませんでした。
君のいいところは、君に比べたら普通の人が「目を細める」なんてのは子供遊びのようなレベルだと思わせる製図ペンで引いたような極細線の目と、その横一文字の視界で見る世の中が夢見心地なのか寝言のようにふわふわと話す語りと、酒飲みのくせに無類の甘味好きなところだと云うのに!
書いてやったり、書いてやったり!
ああ、すっきりした。
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