2001.9.29 Sat.
スイの結婚(長文注意)
【お願い】もしも白文字の独り言に気づいてしまったなら、掲示板に一言「気づいた★」とだけ書いてください。それ以上は勘弁してください。追求とかね。
読んだら、押してみるの方向で…
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■1■ もっとも強い電車は? (<莫迦)
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秋晴れのすがすがしい佳き日。
披露宴の二次会に招待していただいたので、大宮へ。
ビデオ撮影を依頼されたので、前夜から仕込みで徹夜してしまう。
新調した三脚とワイドコンバージョンレンズにビデオカメラ、デジカメ、iBookと電源アダプター類やら小物類やらで大所帯だ。
それらをボブルビーもどきといつものA.I.P.のバッグに詰め込んで新宿へ。
新宿で下車しMacOS X 10.1アップデータの無料版を手に入れようとビック・ピー館へ行く。
売り場で店員に尋ねると、午前中に配布は終了したとのこと。
ああ、やっぱりとうなだれて店を出ようとエレベータを待っていると、先ほどの店員が駆け寄ってきた。
なんと、ひとつ余っていたのが見つかったのだそう。
なんたる幸運。
これは幸先がいいぞ。
新宿から埼京線に乗り、大宮へ向かう。
埼京線といえば、その昔初めて乗ったときはまだ池袋からだった。
ホームで列車を待っているときに、文化の違いに驚愕させられたのが印象深い。
今でこそ路上で、ジャパニーズ・クラシカル・トイレットスタイル(とどのつまりヤンキー座り)で社会を、無垢だった子供の頃の低い視点から眺めている若者の姿など珍しくもない(嘆かわしいけど)のですが、当時のそれは深夜のコンビニ前くらいでしか見ることのできない姿勢でございました。
そ / れ / が / あ / ん / た / ! (誰だよ?)
駅のホームのそこかしこで(B.G.M. "Here, there and everywhere" by The Beatles)、老若男女を問わず多くの人々がこぞってしゃがみ込んで、初めての埼京線のホームに立っている僕にホームの向こうまでの見通しがいい様にしてくれているのです。
嗚呼、なんというやさしさ、なんという気遣い! 田舎の人は情が深い。
埼玉人の深い愛を感じました。
でも、「てっちゃん」(*1)ではない僕には地下ホームの見通しがいくら良くてもちっともうれしくなかったのでした。
罰当たりな自分に軽いいらだちを覚えたことを思い出します。
…脱線がすぎたようです。
時間はぎりぎりだ。
しかし、乗車後に路線表示をみて唖然とする。
(なんだお、大宮って…、けっこう遠いぢゃんか!!)
出発前に「web乗り換え案内」で調べたときは、たいした所要時間ではなかったのでなめてかかっていたのだが、どうやら認識が甘かったようだ。
快速に乗れば数駅なのだが、どうやら乗った列車は各駅停車(Local)の様子。
Localって埼玉に行くからではなかったのか?! (悪意のない冗談です。鍵がすべっただけ…)
あわてて、赤羽で降り高崎線に乗り換える。
出発時間と所要時間を計算すると、どうやら予定到着時刻に間に合う。
車中隣り合わせた女性の、寝顔に見とれたりしながら大宮へ到着。
(妄想は割愛させていただきます。)
…あ、埼京線で携帯見ながら歌を歌っていた若奥さん。
カラオケの練習だったのだろうか?
絵になってましたよ。(意味不明)
*1 てっちゃん
鉄道マニアのこと。僕のいとこは昔、休みの度に遠出して汽車・電車の写真を撮ってました。
その遠出の様子を熱く語られる度に、彼の存在が遠くなってゆくのを感じたものです。
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■2■ 犬のお父さんは、ちち? ぱぱ? だでぃ?
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会場につくと、程なく幹事たちが到着。
依頼された、来場客から新郎新婦へのメッセージビデオの撮影場所の決定に手間取る。
窓から差し込む秋の日差しが強すぎて、被写体の一部が飛んでしまうのだ。
決めあぐねていると、すでに入場が始まっているではないか。
そのまま、撮影が始まることにノ。
このとき、いかにも姉妹ですという二人組の女性客がいることに気づく。
もしや…。
来場客の6〜7割を撮影した時点で、幹事から会の開始を告げられる。
依頼はとりあえずここまでがメインだったのだが、来場者全員のコメントがとれなかったことや、バッテリー、テープにまだ余裕があったので、ついでで頼まれていたこともあり会の様子を引き続き収録。
素敵なインド風のコスチュームをまとった司会の女性の紹介に促され入場する新郎・新婦。
普段から素敵だが、いっそう磨きのかかった(冗談ではなくマヂで「磨いた」そうですが)新婦スイと、初めて見る新郎『わんこ父』(謎:読み方おせーて?!)。
うわ! 新郎めっちゃかっこええやん!! (何故大阪弁?)
第一印象は…
デケーッ! (巨大:185cmだとか)
ホセーッ!! (痩身:電柱の様)
ビケーッ!!! (美形:美青年です。頭ちっちゃいし)
(↑…つまんねぇ。>自分)
甘いマスク(死語?)にすらりとしたスタイル。
現役ファッションモデルのような旦那様である。
元モデラー(*2)のオイラにも近いものがある(ハズはない)。
それにしても…絶対犬似で、「押井守」(映画監督)をかっこよくした感じ(どんなだ?)…なヒトを想像していたというのに…。
でも、ある意味ポインターとかダルメシアンみたいなすらっとしてスタイリッシュな犬種なのかもだ。
まるで結婚関連雑誌の表紙モデルの様な、絵に描いた様な美男美女のカップルである。
新郎の感想はさておき…
僕の十年来の友人でもあり、新婦の寿退社前の職場の社長であり、先週九州で挙式したばかりの、ホヤホヤとなま暖かい湯気のでている新婚のB-SY氏による乾杯の音頭で宴は始まった。
宴の余興の名前ビンゴで、参加者同士がスムーズに名前を尋ねあえたのは、ナイスアイディアです。こんど使わせてください。>幹事。
僕のカードは…(ゴホン!)ほとんどが女性の名前でしたよ。
ええ、もちろんですとも!!
当のビンゴは、僕の長年熟成され、もはや僕の人格の一部となった感のあるくじ運のなさでやはり敗退。
最後にやっとひとつリーチがかかっただけというていたらく。
しかも自分の名前書き忘れてるし…。
(まさか、その自分の名前で一等賞を持ってゆくやつが出るとは、もちろん夢にも思いませんでしたよ。しかもその相手が、奴らだなんて…)
*2 元モデラー
昔、プラモデルを作る趣味があったというだけ。
でもその経験は、ショーケースディスプレイなどの立体造形の仕事に大いに役立ったものです。(だからなんだよ…)
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■3■ めぐりあい
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それはそうと、名前を尋ねて回りながら先ほどの姉妹風に接近。
名をあらためて…やはりな。(ニヤリ)
こちらの名を、彼女らにわかる様(*3)に名乗る。
「やっぱり!!」と彼女たち。
どこら辺がやっぱりだったのかは気になるところではあるが、何事にもはっきりさせない方が幸せなこともあるだろうと、己のために問い詰めはしなかった。
若い娘さんらしくというか、仲良し姉妹らしくというか、彼女らは二人で顔を見合わせながらきゃあきゃあと小はしゃぎ。
ニュータイプだとかオールドタイプだとかの単語が耳をかすめていった気もしたが、気のせいだったことにしよう。
その、Webデザイナー美人姉妹は、ファションモデルで女優の「川原亜矢子」(吉本ばなな原作の映画「キッチン」の主役だったか…)似の美人姉と、誰に似ているとかこの場で表現できないのは、僕が芸能人関係に疎いからですスミマセンなキュートな妹。
新婦スイに「おもしろいよう」と紹介されたサイトの主催者であるこの美人姉妹は、珍獣の異名を持つ希少動物らしい。
新婦スイ(いぢわる女給とも云う)からはさんざん、会合(*4)で会った時の話を「可愛いのよう」「面白いよう」と得意気に聞かされつづけ、隣町の美術館に額に入れて飾られた餅の絵を望遠鏡で覗くかのようなもどかしさに、フラストレーションは、限度額ギリギリまでたまっていましたとさ。
いやいや、相手は珍獣である。
見たことのない麒麟や鳳凰を話だけで想像するように、僕の頭の中では妄想を伴ってモノスゴイことになっていたのだが、なにぶん頭の中のことである。
お見せできなくて残念だ。
しかし、そうだよなあ。呼ばれているはずなのに…。
先に気づいていれば、杉並区限定「ガンダム絵はがき」持っていったのに(笑)
ともあれ、雨宿りした民家の軒先で、突然電波な語りかけをされて面食らった(*5)り、幼いときに別れた兄妹が戦場で敵味方として再会(*6)するような出会い方ではなく、「笑われた」のは、友好的なファースト・コンタクトであったと思いたいものだ。
僕の名前で、ビンゴ一等賞の海ネズミ公園ペアチケットをゲットしたしな。
*3 わかる様に名乗る。
なりゆきで、別のハンドルが浸透した方面があるのだ。
名付け親は、新婦で女給で心配番長のスイ。
*4 会合
OFF会というやつである。Off line meetingから。昔はこう云っていたのだが、今やオフ会が定着。
*5 雨宿り…
もちろん、「ララ・クロフト」(エラ張り女優アンジェリーナ・ジョリー)のことではない。
*6 幼いときに…
しかも、成長した兄はコスプレとしか思えないようなすごいカッコだしな。さぞ、ショックだったろうに。
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■4■ 祝いの宴
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ともかく、新婦側の友人出席者が多かったおかげで、綺麗処満載で目の保養になりましたさ。
取引先のお嬢さん方も多数出席されていて、SN嬢(血走った男性読者諸君、勘違いするな、…磁石じゃないぞ。)なんかは大化け…もとい華麗に変身なさってて、あっけにとられ面食らう僕に「おかわりいかが?」じゃない「おわかりですか?」と問いかける始末。
いや、あんまりびっくりしたと云ったら失礼だろうか?
じゃあ云わないので、忘れてください。
新婦の同級生からは、同い年だろうと思われた様子で、喜んでいいやらいけないやら…。
ヒゲを剃ったからなのは間違いないところ。
ヒゲがあれば、実際より老けて見えるといやがられ、剃ったら剃ったで若く見られる。
それにしても、僕のヒゲ面を知る人物が皆、剃ったことに関して口をつぐんでいたことが気になる。
明らかに気づいていると顔に出しておきながら何も云いはしないのだ。
驚いた顔で慌ててつぐんだ口から漏れた音を聞き逃しはしなかったぞ。
「あ…、」はないだろ、「あ、」は!!
昨夜のSMにしろ、B-SYにしろその婦人にしろ、スイも陛下もTF嬢も…
何か言いたいことがあったら、遠慮しつつ云い賜え。
それから気になったのは、ガンダマー姉妹…じゃない美人Webデザイナー姉妹が親しげに話している方たちもおそらくは、噂に聞くお嬢さんやお姉さんであったのだろう…。
お話しできず、残念至極。
もっとも、こちらが一方的に存じ上げている可能性もすこぶる高い。
跡で聞いた話では、大変評判の良かった料理ですが、撮影のためほとんど口にはできませんでした。
ドリアを大さじ二杯程度と、ペンネを一口、パイン・グレープフルーツを数切れ食べれただけでした。
うぐぐ…。
グルメで名を馳せるスイや幹事連の選んだ店です。
もっと食べたかったのですが、カメラを持っては食べられませぬ、こればかりは致し方ありません。
ともかく、楽しい時ほど早く過ぎるもの…。
会場には次の予定が控えていて、後ろ髪を引き合いながらも早々に閉会。
最後に残りのバッテリーを使いきるまでビデオを回し、会場を後に…。
どこまで写っているのやら。
会場の外、迎えの車を待つ間に、新婦からお礼の品を手渡され感激。
手作りの石けんには、製品と見まごうばかりのセンスの良いパッケージングがされており、お手製のラベルの出来には感心いたしました。
素人だというのに、彼女のようなセンスあるヒトがクライアントであることは、自分の立場とその仕事に対しいろいろと考えさせられるものがありましたが、これも天の与えたる試練と受け止めて精進すべきと云うことでありましょう。
いや全く、いろいろとお世話になりました。
お幸せに…。
スイへ
新居が遠いのでなかなかお会いすることは出来ないでしょうが、これからもWebやメールで相手をしてやってください。
旦那様、相手が僕では浮気の心配は無用ですので、どうかお許しくださいますよう。
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■5■ 「オッツー」って流行ってるのか?
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陛下の荷物があまりに多いので、駅まで荷役を申し出る。
その時残っていたのは、新婦や陛下のご学友一行。
社交辞令でお茶に誘われ、厚顔にものこのことついて行く。
駅前の喫茶店には、先に出た取引先の面々も居合わせる。
同窓生たちは幹事をねぎらったり、近況を報告しあったり。
知ってる名前が出たり(*7)していて退屈はしませんでした。
司会をつとめたHKさん、お気遣いありがとうございました。
サンドウィッチをごちそうしていただき、恐縮です。
おいしゅうございました。
帰宅して、テレビでもとリモコンを握ってため息。
忙しくて忘れていたが、壊れて何も映らないのだった。
週明けには修理を申し込まねば…。
*7 名前だけで、会ったことのないその人物のおかげで、僕はそこにいたりするのだ。
人の縁というのは面白い。
今日の一言。
『 コップん(骨粉)一杯 』
カレーがやばいらしいです。肉骨粉たっぷり使ってるようでノ。
インド料理のなら、大丈夫かな?
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