2003.11.1 Sat.
映画の日とハロウィン後夜祭
【お願い】もしも白文字の独り言に気づいてしまったなら、掲示板に一言「気づいた★」とだけ書いてください。それ以上は勘弁してください。追求とかね。
読んだら、押してみるの方向で…
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こんにちは(こんばんは)、 もしも「寂しさ」と云うものがお金になるのなら、 今ごろは一財産築いて億万長者であることでしょうし…
或いは「寂しさ」を競い合うとするならば、 オリンピック強化選手くらいには選ばれても良いのでは無いかとも思えますし…
更には「寂しさ」が人の役に立つのであれば、 幾千万と云う人々から感謝されて然るべきであろうかと云うくらい「寂しさ」と仲良しな否々店主。で御座います。
あ、ちょっと大きく出過ぎました。 ごめんアソバセ読者諸君、御機嫌宜しゅう。
昨日は年に一度だけ、 どのような珍妙且つ奇天烈ないでたちで巷を闊歩しようとも、 白眼視されることの無いと云う夢のような日であったと云うのに、 うっかり風邪なんぞひいて寝込んでしまったことがおおいに悔やまれたので、 その仇を自ら討つべく起ち上がったこの僕は、 今日と云う日をハロウィン後夜祭と銘打ち、 黒とオレンジのコーディネートで錦秋間近の帝都に躍り出たのでありました。
えー僕にとっては諸般の事情で、 恐らくは最後になるであろう月に一度のお楽しみ「映画の日」で、 MTと共に「リーグ・オブ・レジェンド」*1を、 戦後歌舞伎座誘致を目論んで失敗したのが町名の由来と云う歓楽街「歌舞伎町」で鑑賞。
コミック映画ファンとしては存分に愉しめました。 僕的オススメは、プロダクトデザインの良さ。 敵側のスチーム・パンクな造形や、ネモ船長(味方側:笑)のハイテクで、 ゴージャスな装飾が施された車や潜水艦(ノーチラス号)のデザインがこれでもかと目を愉しませてくれます。 このノーチラス号、僕の中では、架空潜水艦のデザインとしてはベスト1です。 映画は、チームムービーとしては「ルパン三世」だし、 過去(産業革命直後の欧州)を舞台に有名キャラクターが活躍する辺りは、 「帝都物語」的であるとも云える。*2
原作は英国出身のコミック作家で、 この物語は最も売れたアメコミタイトルなのだそうだ。 僕の妹も熱狂的なファンであるジョニー・デップ主演の「フロム・ヘル」も同じ作家のコミックが原作だと云う。
劇中では、 「ソロモン王の秘宝」 「吸血鬼ドラキュラ(ヘルシング教授)」 「ジキル博士とハイド氏」 「ノーチラス号とネモ船長(海底二万里)」 「透明人間」 「切り裂きジャック」 「シャーロック・ホームズ(?)」 「怪盗紳士」 「オペラ座の怪人」 「トム・ソーヤー」に関連したキャラクターやセリフが見る者をワクワクさせてくれる。
原作コミックは読んでいないのだが、まだまだ続きがありそうだし、 続編映画の製作もほぼ間違いないだろう。 同時代の欧州を舞台とするならば、 「タイム・マシン」や「怪盗ルパン」、 「フランケンシュタインの怪物」「背徳の詩人バイロン」「不思議の国のアリス」辺りが絡んできたらどうだろうかと想像するだけで愉しい。*3
まあ、そうして存分に映画を堪能した後に、 MTを伴い例によって例の如く下北沢・太好で執り行われている「第2回モヘステ2反省会」と云う、 何故第2回が必要なのか、 いやそれ以前に何を反省すべきなのか、 そして前回反省は行われたのか等と疑問も盛りだくさんであっても敢えてそれに突っ込まないのが大人の余裕って奴さ…な宴に参加すべく、 新宿から小田急線車中の人となったのでありました。
しかし、僕としては、 この日はあくまで10月32日、 ないしは「ハロウィン後夜祭〜かぼちゃ大王の仇討ち」な訳ですので、 その道すがら、例え向けられる世間の視線が好奇と憐愍に満ちたものであったとしても、 慌てず動じず、眉一つはおろか睫毛1本動かさず、 「服は『着られたら負け』ならばここは、『勝ち』に行こうではないか!」と毅然な態度で、 冷静且つ沈着に移動をつつがなく終えて、 会場である太好に到着したのでありました。
さすれば、会場はまるでかのギネス・ブックにある「電話ボックスに何人まで詰め込めるかに挑戦!」と云う状況もかくやと云わんばかりの人口密度で、
スーパー幹事(not 超漢字)於きらく屋仁賀蔵氏を筆頭に、
ここにもハロウィンの後夜祭!と云わんばかりに学生服を着こなす姿もどこか嬉し恥ずかしい長男くん(剣道部)と、ハーボット実写版のオーディションがあったならば、間違いなく審査員特別賞は堅そうな次男くん(眠そう:野球部)を右に左にと従えた、仰天朝帰り不良母兼「お嬢な」主婦さとうやさん*4、
奇しくも、僕の幼馴染みとハンドル・ネームが同じなので他人とは思えないことも無いことも無くは無い訳でも無い、「いやん」ではあるがけっして「あはん」ではないイラストも達者な清太郎*5氏、
病み上がりだと云うのに、「コスプレするなら『女医』だ。聴診器超似合いそう!」とか云われ放題でも、菩薩のような涼しい笑顔のゆう氏、
そのsweetでcuteなキャンディ・ボイスな歌声ばかりか、絶妙の間合いも世間で評価のすこぶる高い「手拭い屋の娘」こと「大きな小人 小さな巨人」ぴろ式=あきばちょふ*6=ぼる七嬢、
寄せては返す細波のようにいつまでも誕生日を祝われ続ける自称永遠の20歳、英語で云うなれば「エターナル・トゥエンティ」(←カタカナやん!)めぐってぃ、
そしてこちらは娘二人を旦那に預けて伸ばし放題に羽根を伸ばし切って参加している米処出身のヨウ素ヨウ化ようこそヨウコ氏、
最近はやたらとスタートダッシュが早く、テンション加速度のあまりの速さに周囲を文字通り「ブッちぎる」瞬速ハイテンショナー、「スピード」の申し子、「 ドラァグドラッグ・クイーン・エリザベス級」お下劣風味酔っ払い暴走系MT氏、
それからオレ、
and 奥菜恵のコスプレで参加したと言い張るのは、GLAYのTERUか、はたまた巨人の高橋由伸かと称される元美人エステティシャンにして現美人編集者で永遠の肛門期まゆ氏、
電話で強制参加のコソ・カシシ氏、
ならびに酒飲んで寝てるだけで何もかも叶ってしまうと云う能力を身に付けつつあると思っている、寒いトコに居る美人っぽいヒト、
それから、
ぷーちゃん?、(←今日のオチ)
という、勇ましいメンバーで、ものすごい熱意と努力を以て猛反省をしたのでした。 …エーさて、適当に落ちたところで、これからは蛇の足、てかエピローグ?
その後、幾人かの人達が大人の判断でそれぞれの場所に帰っていった後にジンチロ氏が合流し、 適当に飲み食いし、語らい、デザートにはバニラアイスを「おばあちゃんのポタポタ焼き」でいただき*7、 やにわカラオケに出向き、唄う者、踊る者、がなる者、寝る者等の役割を演じ、 不愉快な物に目を背けながら、連休初日の明けた早朝の街を帰ったのでした。
そしてそして、今日の覚書き… 「風邪には、毎食後三回るる三錠参上!」(ってかアレは「惨状」かもと…) 「失笑懸命」(命を懸けて失笑を買う) めぐってぃには、その後の人間関係に致命的な傷跡を残しかねない、それは正に体験談における最終兵器とも云うべき壮絶な過去の話のストックが3発ある。 あきばちゃん、「比肩(ひけん)」な、覚えとき。 酸鼻を極める惨事の惨状
なんかイロイロ書いたけど、云いたい事のある奴ぁ、ココに書くべし。 五-七-五祭りも続行中だが、普通に書くも良し。
*1 原題「 The League of Extraordinary Gentlemen」を直訳した「超常紳士同盟」の方が、物々しさや、時代掛かった野暮ったさが物語とマッチしていていいと思うのだが…。 *2 「帝都物語」のキャラクターの中には実在した人物が多く登場する。「ルパン三世」の登場人物は次元大介以外は架空の有名キャラクターの末裔達だから、やはりこちらの方がより近いのかも知れない。 *3 愛読誌「STARLOG日本語版」によれば実際、原作コミックには H.G.ウェルズの「ドクター・モローの島」に絡んだエピソードもあるらしい。吹き替え声優陣も豪華なようで、そりゃあもうDVDは「買い」です。 書きっぱなしを脚注で訂正するのもなんだが、「詩人バイロン」(実在の人物)と「フランケンシュタインの怪物」「吸血鬼ドラキュラ」「吸血鬼」は同時代であるが、この作品は、「吸血鬼ドラキュラ」よりも後の時代*8ということなので、先の記述は正確さを欠いている。だがしかし、大衆娯楽なので、一緒くたに出来そうに思ってしまうのだ。その方が想像して愉しいしさ。 ちなみに、映画としては駄作だけど、前述の詩人「バイロン」と「フランケンシュタインの怪物」の原作者メアリー・シェリー、「吸血鬼ドラキュラ」の原作者ブラム・ストーカー*8は、実際に知り合いのようで、英国を追われた詩人バイロンの呼びかけによって二つの怪奇小説が誕生したくだりを描いた「幻の城」は大変好奇心のそそられる大好きな映画です。バイロン役はヒュー・グラント、エリザベス・ハーレーも出演してます。同モチーフの映画に(確か)エイズで亡くなったケン・ラッセルの「GOTHIC」もあり。 さらに余談だが、H.G.ウェルズと云えば、その末裔によって「タイム・マシン」が再映画化されたことは記憶に新しいが、「タイム・アフター・タイム」と云う映画では、劇中でウェルズと切り裂きジャックがタイムマシンによって現代で対決する。数あるタイムトリップ物の映画の中ではオススメの一作。ヒロインの女優が後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」で、H.G.ウェルズファンとして登場する辺りにもニヤリとする。 *4 いや、あんた息子を「ワン・フェス」に連れてくなよ。(苦笑)あ、娘じゃなくて良かったってことなのか…。 *5 Tシャツで使わせていただいたイラスト「 ペロシャ猫・斉藤くん」を想像だけでそっくりに描き上げると云うスゴ腕。 *6 次期リニューアル案では「あきばちすかーふ」。フレンチで、アクアノートな感じでしょ?(詳細不明) *7 これがさあ、「ケロッグのコーンフレークはミルクでモーニン♪」な感じなんですよ。「プリンに醤油かけたらウニ」が恐くて出来ない向きにオススメ *8 勘違いしてました。調べてみたら「吸血鬼ドラキュラ」の作者ブラム・ストーカーではなくて、「吸血鬼」の作者ジョン・ポリドリでした。ポリドリの「吸血鬼」の出版は1819年。有名なレ・ファニュの女吸血鬼「吸血鬼カーミラ」は1871年。ブラムストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」は1897年の出版のようです。ポリドリの吸血鬼は、バイロンをモデルにした「ルスビン卿」とのこと。ポリドリはバイロンの主治医でもあったと云う。 こういう事はちゃんと調べないとな>自分。 バイロンの登場する映画としては、「幻の城」「GOTHIC」の他に「レディ・カロライン」がある。こちらは未見。
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