2006.3.21 Tue.
脂汗ロードショウ
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読んだら、押してみるの方向で…
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午後、歌舞伎町で「Z GUNDAM III 星の鼓動は愛」を観る。
が…、
物語のクライマックスに、
何故か僕の腹具合もクライマックスに…。
星の鼓動よりも腹の鼓動が大変なことに…
このままでは大人としてあり得ない事態になってしまう。
苦渋の選択で席を立つ。
しかし、二つしかない厠の個室の内、一つは使用中ときた。
更にもう一つは故障の張り紙と共に、ドアがガムテープで厳重に封鎖されている。
僕のクライマックスはもう高まりきっている。
映画もクライマックスのようで、次々と派手な爆発音が漏れ聞こえてくる。
幸いここは映画館、上映中に用を足している者はそうは居ないだろうと、
客席をぐるりと回った反対側の女性用に向かおうかというまさにその時に、背後で水の流れる音が…
個室の扉が開いて神妙な面持ちの子供が出てきた。
間髪を入れず個室に駆け込むと、ドアをロックするやいなや即座にジーンズと下着をおろし、
発射態勢に…。
そして秒読みの余裕もなくまさに瞬間的に（以下自粛）
ほっと一息ついて安心したわけですが、映画の方も気になるところ。
最近の映画はクライマックスにさらなるクライマックスを重ねてきます。
ピンチの後にはさらなるピンチが!!
…紙がねぇっ!!
脂汗が瞬時に冷や汗に…。
こんなコントみたいな事態がまさか自分に降りかかるとは…
どうしよう、考えろ考えるんだ…
いや、考えすぎて映画が終わったら人が大挙してここに押し寄せてくる。
…
……
………
この個室にあるのはロールペーパーの芯と、ポケットティッシュの空き袋と、
くしゃくしゃになったロールペーパーの包み紙
よく見るとロールペーパーの包み紙は汚れている。
あの小僧の神妙な表情の訳はコレだったか!!
残された道はコレしかない…
僕はジーンズを中途半端に上げて前を隠しながら、ドアのロックを外し、
一縷の望みをかけて隣の個室のガムテープの封印をほどいて
閉ざされた故障中の個室を開ける。
あったぁぁ!!
ありました。
カミ様は居るんだ!!
なんとか危機を脱して客席に戻ると…
サブキャラみんな死んでました。
ひーん。
DVDが出たらまた観よう。
そんなさんざんな一日でした。
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