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日記才人の投票ボタンです。
   

 
2001.11.3 Sat.
近況。
 
cgiと格闘の日々。

「cgiのパッケージを別々のFTPソフトでアップロードするのはやめましょう。」

文字化けの原因はこいつの所為らしい。つかれた。

掲示板、近日復活予定。

刮目しないで待て!

気長に待て!

首を伸ばして待て!

ライ麦畑で待て!

月の裏で待て!

暗くなるまで待って…


 
2001.11.7 Wed.
映画ファン感謝デー
 
前夜、ここには書けない問題あり。

朝まで掲示板と格闘していて、新宿での元同僚HTとの待ち合わせに遅れる。

アイヴァン・ライトマン監督 ディビット・ドゥカブニー、ジュリアン・ムーア主演の『エボリューション』を観る。

劇場は前回席の狭さに辟易した、新宿プラザ。クラブ「CODE」と同じビル。

大好きなライトマン監督作品「ゴーストバスターズ」シリーズの焼き直し?

いいや、これが「作風」というものでしょう。

「ゴーストバスターズ」の名シーン、「マシュマロ・マン」登場に相当するクライマックスでの盛り上がりはもうひとつだったが、全編を通して登場人物の掛け合いが魅力。
血も流れないし、痛いシーンもなく、子供でも安心して見れそう。音楽も軽快で、楽しい映画であった。

しかし、X-files降板が残念でならないドゥカブニーだが、思えばX-files第一話(パイロット)でのジリアン・アンダーソン扮するダナ・スカリー特別捜査官の初登場シーンのメイクや衣装は、アカデミー賞受賞のヒット映画「羊たちの沈黙」中のジョディー・フォスター扮するクラリス・スターリング特別捜査官を思いっきりなぞっているし、その続編「ハンニバル」でクラリスを演じたジュリアン・ムーアと共演とは、偶然ではなく狙ったキャスティングとしか思えないのだが、そういう噂も記事も眼にしないというのは、あまりにベタで記事にもならないと云うことなのだろうか?

多忙なHTと別れ、二本目はサイモン・ウエスト監督 アンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥーム・レイダース」を新宿武蔵野館で観る。初めての劇場。床の傾斜は緩やかだが、シートの背もたれは高く、シートの幅もまあまあ。好印象。

ゲームキャラクターの感じをよく表現しているように思えた。ゲームはプレイしたことないけど…。あ、ゲームの等身大カットアウトの店頭ポップでは、ララ・クロフトってサングラスを鼻でかけてなかったっけかな。そういうシーンは覚えてないや。

深みはないけどストーリーは軽快で、なかなかよかった。続編の用意もあるらしいので、そちらも期待。ギークの描き方に敬意が感じられたのは原作がゲームだからだろうな。

しかし、アンジェリーナのアレ、にせもんじゃないのか?
パンフレットには本物だと書かれているが、信じられない。

スタッフ・ロールの時にかかる曲「Where's your head at」のPVはおもしろいです。

最近MTVでよくかかるのは映画のせい?


帰りに、さくらやでポイントを使い「STARWARS ep.1」のDVDを入手。その後新宿abcで仕事の資料を購入。TUTAYAでX-files season8 vol.6吹き替え版をレンタル。

明日は恵比寿で打ち合わせ。



 
2001.11.8 Thu.
掲示板
 
小復活。

過去ログ消失。

そんなわけでまっさらです。

新雪に足跡を付けたいあなた!

毎年ボジョレー・ヌーボーを予約しているあなた!

いついかなる時も一番風呂に入りたいと思っているあなた!

でもって、温泉宿の24時間風呂で一番風呂の定義に思い悩んだちょっとお茶目なあなた!

初回限定品のCDは買っても開封しないというあなた!

おニューの靴をおろすときに部屋の中で履いてしまうあなた!

鰹は初鰹しか食べないあなた!

松の内は何をするにも「初」宣言をしないと気が済まないあなた!

なんとか*1と畳は新しいものに限るというあなた!



いつまでも新車購入時のシートのビニールカバー*3を外せないあなた!

今年の初め、新世紀のスタートを「独り」で迎えてしまった(号泣)*4あなた!



チャーンス♪




だから、ほら…なんか書いてみようよ。



*1 むずかしい表現なので配慮してみました。
*2 さらにむずかしい表現…人類の歴史の暗部に鋭くメスを入れる問題発言?(自粛削除しました)
*3 最近はない? 昔は新車のシートには透明ビニールの包装がしてあったものなのです。
*4 子供の頃は、まさかこんなことになるなんて夢にも思っていませんでした。小松崎画伯の未来画と同じように自分の未来も明るいと信じて疑わなかったあの頃…。21世紀の空を仰いで車が飛んでいないことは許せても、深夜に独りぼろアパートでこんな戯言をほざく大人になってしまった自分を少年の自分は許してくれるだろうか…。



 
2001.11.8 Thu.
カタカナでサインがしてあった。
 
夕方、ガーデンプレイスを抜け、恵比寿のA社に打ち合わせにゆく。
A社で高校の後輩にして元同僚のMTと合流。
昨日まで兄上の結婚式に呼ばれてグァムにいたMTからグアム土産をもらう。
瓶入りのパパイヤのドライフルーツと、なぜかアクションフィギュアをいただく。
僕の周りでは『誰か』*1に似ていると評判のマイク・”シュレック”・マイヤーズの代表作にしてお下劣きわまりないが結構女性に人気のおバカ映画『オースティン・パワーズ』*2シリーズのキャラクター「ドクター・イーブル」*3のフィギュアである。
パッケージ裏には他のフィギュアの写真も出ているが、ヌードのオースティンよりはましかなとも思いつつ、
「え? オースティンじゃないの? 」との僕の問いに「こっちの方が似てたから」とサラっと答えるMT。

…駆け出しの頃から成長を見守ってきた先輩に対して、随分挑戦的なな口の利き方ができるものだと、感心しつつもいかに反撃してやろうかと考えを巡らせるが、すぐに「オースティン」より「イーブル」の方が元のキャラクターの感じをフィギュアがよく再現しているからと云う意味だと悟り、空爆は思いとどまってやった。
ふっ、命拾いしたな。(←激しい勘違い)

(※ここから長いです。息継ぎなしに読んでみよう。)
元モデルにして元同僚で、連日連夜のイタ電に脅かされ続けたあげく「一体どういうつもり!?」とキレて見せたら、「ヨシキ*4とアンタがなんかあったって知ってんだからねっ!」と逆ギレされるも、「ヨシキ」なる人物にまるで心当たりのない彼女はここで初めて、夜と云わず朝と云わずかかってきては無言であったり、小さな声でぶつぶつと唱える不気味なつぶやきを語られたり、すすり泣く声や嗚咽を聞かされたりしていた不気味な電話が間違いであると確定し、これまでの積もり積もった恨みを込めて「ヨシキなんて知らないんだけど、どちらにおかけのつもりでしょうか? おバカさん!」と怒鳴り返すと、とたんに口ごもった相手に、反撃するまもなく突然電話を切られ翌日帰宅すると留守電には


…ごめんなさい


と云うメッセージが一言入っていたという波乱の日常を送る気丈なバツイチ女*5のK-OTと、MTの二人に仕事の説明をしてそのまま落書き大会に突入。
(お疲れサマ)

あーだこうだとスケッチをして、名案は出ないものの何となく感触をつかんだ気はしたのでお開きとし、MTと共にA社を出る。

どんなに渋滞していてもものすごい勢いで走るアマガエル色のバス*6で渋谷に移動して、前勤務先近くのラーメン屋で食事。
ラーメン屋にに向かう道すがらメニューで見かけて気になった杏仁豆腐を食べにと、最近はハリウッドでも人気上昇中・香港のベテランアクションスター*7の店『ジャッキーズ・キッチン』へ。
グァムの土産話を聞きながら中国茶と共に杏仁豆腐を食べる。

奴と渋谷で会うとほぼ必ずと云っていいほど帰り際に駅前の大型レンタルビデオ店「TSUTAYA」に寄ることになるのだが、この日もそうであった。
「ちょっと」寄っただけのつもりが例によって映画談義に花が咲くというか何というか…終電間際までビデオパッケージの森を彷徨う。

日付が変わってから帰宅。

仕事、全然進んでいないや。(苦笑)




*1 …誰だろうねえ。
*2 すこぶる下品だが、ちょっとお洒落で、「STARBUCK'S COFFEE」に対する見方が変わったり、たぶん一生使わないだろう英単語の勉強ができたりと、全く為にならない映画。日本でも結構ヒットしたので見ている人も多いだろうし、こんな説明が蛇の足なのはわかっちゃいるが、ま、一応読者にやさしい文章を書いてみようと思ったり思わなかったり…。
*3 ドクター・イーブルもオースティン・パワーズ同様「マイク・マイヤーズ」が演じている。シリーズ2作目では3役を演じている。最近、3作目の制作が決定したというニュースがあった。楽しみである。そのフィギュアを使ってプロモデラーさんがジオラマを作っていました。
マクファーレントイズのサイトもうここには画像はないみたい。
*4 実名報道です。 心当たりの者は名乗り出るように…(笑)
*5 スマン。キミのことは尊敬しているよ。まだゆで南京は好きかい?
*6 答えは「都バス」…小学生レベルのなぞなぞだよな。
*7 このスター、店内にサインがしてあるのだけど、そのサインは中国語と英語と日本語の三カ国語だった。練習したんだね、ジャッキー。


 
2001.11.10 Sat.
コッポラケ
 
一体何のことだろうというタイトルですが、コッポラ家のことです。
「フランシス・フォード・コッポラ」知ってますよね?

ほら、あの若ハゲ偽筋肉俳優「ニコラス・ケイジ」のおじさんにして、デザイナーでモデルで写真家で女優で映画監督という、足は二本でもわらじは五足というスイスアーミーナイフのような才女ソフィア・コッポラのお父さん。
あ、彼も映画撮ったりしてるみたいだけどー。(笑)

いや、なんでこんなこと書いたかっていうと、ソフィアとニコラスのことは知っていたんだけど、ソフィアの弟にロマン・コッポラという男がいるらしく、この弟君がミュージック・ビデオの監督をしているというのを今ケーブルテレビで云ってたので、自分のためのメモも兼ねて…

ニコラスとロマンとソフィアで親の七光り全部使ってる!

…って思ったけど、ニコラスは甥じゃん。






すごいな、コッポラケ



うっかり「タリア・シャイヤ」を忘れていました。
女優でコッポラの妹。「ロッキー」シリーズに出てます。


というわけで…

ホントすごいな、

こっぽらけ
(2度目はひらがなで…)





ソフィア・コッポラ監督作品「ヴァージン・スーサイズ」に出てた男の子(ジョー・コノリー役)「ハイデン・クリステンセン」が「STAR WARS episode II」のアナキン・(ヤング・ダース=ベイダー)・スカイウォーカーなのだそうです。


 
2001.11.10 Sat.
今日の一言。
 
「宇宙貴公子」


 
2001.11.10 Sat.
今日の一言2。
 
「宇宙気功師」



…ま、単なる聞き間違いなんだがね。
書き残しとこうと。(呆)


 
2001.11.10 Sat.
コンビニ
 
コンビニを出たら傘が一回り大きくなっていた。








べーんり♪


 
2001.11.12 Mon.
ネチケット
 
果たしてこのようなことが、許されるのか否か…

これまでも再三ネチケットの悪さをたしなめられてきたこの男が、またしてもやらかしてしまった己の蛮行にとまどいながら、おそるおそる書き記す。

以下は、恐れ多くも人様の掲示板に日記の感想を書き込んでいる最中に、突如妄想雑文の神が憑依してしまったが為に、シナプスの導くまま脳内で繰り広げられる「材料はまるで同じだというのに出来上がるそれはまるで日本語という言語の体を成さない」無茶苦茶な日本語もどきの文章をただタイプしながら「ああ、またやっちゃった。怒られるかなあ。…非難されるかなあ、怒られたら謝って消そう。」と思いながらじゃあもったいないから自分ン家の日記風に再掲載しちゃえそうしちゃえって考えてしまい、つまりは使い回しな訳なのです。

じゃ、ここから

『いけない』

と云う題名だけで、「いくら芸能の人だからって何をやっても許されるってものでもないだろう」というような…もしも僕が誰か様のように酒が飲めたとして、酩酊状態がこの上ないショック・アブソーバーになったとしても、間近には見たくない、最早濃いとか薄いとかそういう論点で語るような問題ではないメイクをした忌野清志郎と坂本龍一が頬寄せ合って歌った「ルージュマジック」なんて云うタイアップ以外では作りようもない曲を思い浮かべたのに、そんなものを遙か遠くに吹き飛ばしてしまうような凄まじい内容の本文に、「これさえあればごく自然に腹筋が鍛えられます。」と連日連夜呪文のごとく繰り返される通信販売のダイエット器具なんか買わなくても良いやと思わせるくらい腹筋を使った。

つまり、世界の坂本よりも、もへじさんの方が強力ってこと。

って、ただ「笑えました」と書けばいいのだろうに、人様の掲示板にこんなに長々と書き込みをしてマナー違反と怒られるだろうなあと思いながらも、自分の今夜の日記に再利用しようカナなどと思いつき、リサイクルってのは、地球だけじゃなくて、僕にも優しいんだなと思いました。


ホントは、久しぶりに徹夜で仕事をがんばったり、SW episode IのDVDの出来が良かった話や、閑古鳥の餌付けに成功したランチタイムのカフェ「S」にボランティアで告知のビラを作って持っていったたならいつになく繁盛していて面食らったりしたことや、ネットで知り合っただけの友人の恋愛話に興味本位で相談に乗り、どんな背中かもわからないのに、「そっと押し出してやる」というよりは思いっきり「蹴り」を入れるような真似をしたことなどを書けば良かったのかもしれないが、今こうしてさわりを書いただけで、すっかり胸の支えがとれたというか、気分爽快で所詮この男の創作意欲などこの程度なのだなと幾度となく繰り返した自分に対する値踏みが至って正確で、身の程をわかっていると云うことは、なかなか「しっかりさんだな>自分」などと思っていると、今ケーブルTVで「彼氏彼女の事情」が始まった。



…切ねぇ。


 
2001.11.12 Mon.
自社広告と、「目覚め」
 
以前も書いたのだが、あまりに反響がなかったというか、ここを読んでいるごくごく小数の読者の皆様から、「積極的な放置」をくらっているのだとばかり思っていた対日記"風"ツッコミ専用掲示板
http://artemisst.exblog.jp/
「まるで存在に気がつかなかった」という告白をされて、これがほのかな思いを寄せていた同じ図書委員のあの娘*1に云われたのならまさに「死刑宣告」だったりするわけだが、さすがにいかにここを「ひっそり」とやっているとは云え、そういつまでもテニスの壁打ちのようなことを続けていけるタチでもないので、ちょっとアピールしてみたり。

あ、CSSいじった所為で、文中のリンクがわかりづらくなっていますけど、「怪しいな」と云うところにカーソルを当ててもらえれば、判るようになってます。

重要なところに色をつけたり、太字・下線を使うというのと、リンクに着色や文字装飾を用いるというのは、表現と機能がお互いにけんかしてしまうと思ったのですよ。まあ、固い話はこの辺で…。

それから、トップに書くべきなので、いずれ同様のことを書くつもりなんだけど、この日記風妄想駄文は「どうでもいいことをさも重要な出来事であるかのように大袈裟に書く」というのがコンセプトです。
これは、僕の好きな競馬予想師*2の高橋源一郎氏が著書「追憶の一九八九年」でうたっていたコンセプトで、それをそのまま踏襲しています。


 「S」に昨日もっていったチラシに誤字が…。無茶苦茶恥ずかしい。
以前勤めていた会社のなぜか「経理」担当者の個人の携帯から電話が…。
仕事の依頼であった。う〜む。大変ありがたいことなのだが、社長が直接電話してくれればよいものを、わざわざ人を介してくる辺り、仕事自体より人間関係で緊張しそう。

以前ここにも書いたある女性から突然電話があった。
来年2月に挙式をするので出席してほしいという。
そんなこと、こんな時期にわざわざ電話で伺うようなことでもないのだが、ここで「チュルリ〜ン」と僕の額で小さな稲妻が光った*3気がした。

手に取るように今後の展開が読める。

ついに僕にも「人の革新」が来たのだろうか。

これが「覚醒」と云うものなのだろうか?


ああ、ジーク・ジオン!


僕の予想した通りのことを、少し間を置いてからためらいがちに彼女は云った。


…結婚式のビデオ撮影を頼みたいんだけど。





やはり、ニュータイプとは利用されるものなのか?

ニュータイプは戦争の道具だというのか…。

ああ、時が見える…。

また料理は食べられないのか…。

フォーマルで着飾ったとしても、無粋な三脚や予備のバッテリーや電源をつめた重たいかばんをもって行くのか…。

それが、ニュータイプの運命なのか…。

もちろん、断れはしない。

だって、「僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ。」

しぶしぶではなく、諦め気味に承諾する。

そして、彼女は云った。





ねえ、これからT君に電話するんだけど、T君どうしてるかなぁ…










…これは「読め」なかった。

僕の「覚醒」はまだ先のようだ。





*1 フィクションです。
*2 激しく違います。小説家です。代表作「ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け」は映画にもなりました。主演は三上博史で、主題歌は「ZELDA」(といってもニンテンドーのゲームじゃないぜ。)だった。
*3 今日のこれは解説しません。わからなかった人は、20代後半〜30代前半の男性に「ガンダム」について聞いてみてください。




 
2001.11.12 Mon.
♪いけないこれ? いけなくなくなくなくなくない?(元ネタはスチャダラパー)
 
昨日(あ、昨晩ではあったが、日付は今日だ。)「いけない」と人の日記サイトの掲示板に書いたら、ご本人から「いけなくない」とお許しをいただいた。
板を抱いたのではなく、慈悲を受けたのである。

何と云う寛容さ、何と云う慈愛、この私の立場をわきまえない不躾な行いを許してくださるとは、やっぱり伊達に歳をとってはいない大人の女は心が広い。その癒しの言葉を見た時こそ、まさに至福の瞬間であった。

至福の時…中学、高校は制服だったけどね。

前つきあってたお嬢さんからは、大人なのに「制服さん」と思われてたけどね。

ちょーっと、違うんだなあ。(呆)

…引いた?




なんか営業の成果があってかなくてか、続けざまに仕事が入ってきて、「ああ、人から助けられているのだなぁ」と殊勝に思ったり思わなかったり。




 
2001.11.14 Wed.
 
得意先から電話があった。
届くはずの素材が遅れると云うことだった。
その後、予想だにしなかった展開に…。

まるで、当たり障りのない質問をしておいて相手を油断させた去り際、自分の配偶者を口実に隠し持っていたカードを出すロス市警殺人課の老警部のように、その方は云った。






「本を書きませんか? 」






え゛え゛ぇ〜っ!(←心の声)

とりあえず後日話だけは聞くことになった…。







大丈夫なんですか、そんな無茶を云って…。


…ここを読んでたらそんなこと怖くっていえないだろうなあ…。

仕事中は猫かぶってるからなあ…。

とにかく驚いたので、ここに書いてみました。

ま、たぶんやらないでしょ。



 
2001.11.15 Thu.
大人になったキューピー
 
今ケーブルTVでPhil Collinsの「You Can't Hurry Love」のPVを見て、やっぱフィル・コリンズはかわいいおっちゃんだなあと…。
このビデオ、もう20年くらい前のだけど、モノクロで、真っ暗なスタジオでマイクの前のボーカルと二人のコーラスにスポット・ライトが当たっているだけと云うもの。
しかも、登場する三人がみなフィル。

いいなあ、フィル。

なんか、いい気分になってきた。


 
2001.11.15 Thu.
君は生き延びることができるか?
 
徹夜をした後だったので、昨夜早めに寝たのにもかかわらず昼過ぎまで寝ていると、得意先からの電話で起こされる。

昨日納品した仕事でにクレーム。

写真がボケているようなので、直せという。
心当たりはなかったのだが、あわてて圧縮率を低めに設定しなおし、シャープネスをかけて再アップ。
修正前と修正後の比較が出来るように比較ページも作成。
今後の為と先方のモニタで確認させてもらうために訪問することに。

…結果。

先方のモニタがボケていた。(涙)

これについての記述はココまで。

その足で、新宿厚生年金会館へ。

H-NK氏の手配で「シュレック 日本語吹き替え版」を見る。元同僚HT、MTとCGクリエイターのMK氏も同席。内容については、公開前であることも考慮し、ココにはかかないことに。

上映後先に帰ったHTを除く4人で、「タレいらず餃子房」へ。
春巻、餃子、麻婆豆腐、コーンスープ、カレー風味じゃがいも炒め、焼豚炒飯と杏仁豆腐。

ジャスミン茶をおかわりしながら歓談。

何を話したかっていうと、たとえばこんな話など…

日本を舞台に映画「バック・ドラフト」のような消防モノ*1を撮影したとして、主演は「ファイト一発」リポビタンAのCMに出てきそうな肉体派俳優。

ドラマのクライマックスはビル火災の現場、階段もエレベータも炎に包まれ、むせ返る煙と熱気。

反目していた同僚が、主人公の命を救うために自らが犠牲になるなんて泣かせのシーンもあった後にこれでもかと緊迫感を盛り上げるBGM。

柱は炎を巻き上げながら倒れ、天井は崩れ落ち、赤一色になったスクリーンは陽炎に歪む。

ビルの外では、他の消防隊員が絶望的な状況に主人公を想い、炎の現場に飛び込もうとするヒロインを羽交い締めに制止している。

泣き崩れるヒロイン。

立ち尽くす隊員たち。

崩落寸前のビル。

沸き上がる黒煙と灼熱の炎は、あたかも巨大な生き物のように夜空へ昇って行く。

地獄と化した現場で、主人公が腹這いになりながら窓に辿り着く。

煤と汗まみれの顔。

崩れ落ちた何かをぶつけたのだろうか、額から流れた血で顔の半分は赤黒く汚れている。


非常用昇降機が最後の望みだ。

渾身の力を振り絞って昇降機に手を伸ばす主人公の、力強い節くれだった手。

その手の先、カメラがスクリーンいっぱいに映し出した非常用昇降機。

大写しになった昇降機には「オリロー」の文字。

…オリロー


そう、オリローです。

映画でなくて現実であっても、灼熱の地獄から逃げだそうという、生死をかけた瞬間に目にするのは駄洒落の商品名。

昇降機だから、「オリロー」。

悪い冗談でしょうか?

いいえ、現実です。

僕の以前の勤務先にもありました。

「オリロー」命のかかった緊迫した状況でこれを目にしたら、人はどう思うのでしょうか?

緊張がほぐれるのでしょうか?

怒りに身を震わせるのでしょうか?



…というような馬鹿話など。

オリローでビル火災から助かった人の体験談を聞いてみたい気がします。



*1 竹中直人監督作品「119」なんてのもありました…。見てないので、なんともいえませんが、「バックドラフト」とはちがってそう。


 
2001.11.16 Fri.
Hanakoさん
 
「S」の紹介が載っている「Hanako」発売中。


 
2001.11.16 Fri.
ゲーム
 
「メタルギアソリッド2」
発売間近ですが、名前が長いので世間ではどう呼ばれるのか気になっておりました。
果たして「めたぎそ2」か「めたぎ2」かはたまた「めたそ2」なのか…。

公式サイトによれば、「MGS2」とのこと。そりゃそうか…。

しかし、声に出して読んでみると「メタルギアソリッド2(ツー)」11文字と「エムジーエスツー」8文字では3文字しか節約できません。

ここはやはり「めそに」3文字です。

いたってスピーディー。

いたって省エネ。

MoonAge的には、「メソ煮」と心得るべし。(あるある風)

オープニングムービーがあの「カイル・クーパー」の手によるものだそうです。

豪華。


 
2001.11.16 Fri.
助兵衛
 
「バッファロー'66」の監督。
ビィンセント・ギャロ*1のPV「Honey Bunny」を見ました。

全編、ターンテーブルの上できわどい格好のおねーちゃんがゆっくり回っていると云う映像。

始めは、股下5cm位のスパンコールのタイト・ミニのおねーちゃんの腿から肩あたりをあおりで捕った映像でスタート。

その後も、下着姿だったり、ブーツとブラウスだけだったり、水着だったりのおねーちやん達をまわしまくりです。

そうやってひとしきりまわした後、ウサギのぬいぐるみをまわして、本人の顔が出て終了。

ぱっと見ゲイっぽいけど、なんてストレートなヤツ。



*1 大人気。「バッファロー'66」はPARCOのCMでも使ってた。
アニメ映画「カウボーイ・ビバップ 天国の扉」に登場する敵役は彼がモデルだとか。
似てないけど。


 
2001.11.17 Sat.
11月
 
うっかり忘れていたが、今月の終わりには否応なく一つ歳をとらされてしまう。

クリーニング屋の誕生月割引券を使わなくちゃ。

丸井で買い物すると割引だ…。

西武デパートのクラブ・オンカードもポイント割増し

…だ。







…か。

























だれか、ノンアルコールでくだ巻く方法を教えてください。


 
2001.11.17 Sat.
アドゥレセンス?
 
以前撮影した結婚披露宴二次会のビデオを編集する。
構成については問題なしだが、素材のコンディションが悪くて困る。
しかし、自分の失敗であるからどうにも言い訳できない。


休憩でTVをつけたら元王子・及川光博*1が出演しているアニメ映画「少女革命ウテナ−アドゥレセンス*2黙示録」がやっていた。
見始めたのが開始後40分程からだから、後ろ半分くらいだろうか…。
いや、すごいです。
クライマックスシーンなんてセリフ付きのクラブ映像というか…、格好良すぎ。
とにかく映像表現がすごいので感心しきり。
あのスピード感や、スケール感、色彩感覚、シャープでシンボリックな構図、奇抜なモチーフの組み合わせなど学ぶところ多し。
キャラクターはBESM*3だから、好き嫌いはあるだろうけど。
でも、どんな話なのかわからずじまい。
ビデオ借りてくるかな?
アニメーションに偏見のない方はどうぞ。


あ、好きな人はみんなもう見てるのか…。



*1 スゲー好き。(笑)  やってることはデーモン小暮閣下と同じだよな。このヒトたちいくつまで今のキャラを続けてくれるのだろう?
*2 アドゥレセンス=「青年期・思春期」だそうだ。何語?
*3 BESM(Big Eye Small Mouth)大目小口で、日本のマンガ・アニメーションキャラクターのデフォルメのこと。NewTek社の3DCGソフトLightWave 3D用のカートゥーン・レンダリングのPlug-Inの名前がBESMだった。パワーパフ・ガールズなんて日本独自のそれをアメリカが過剰にやったカンジ。
顔の骨格が立体的すぎる人種には出来ないデフォルメだよな。


 
2001.11.18 Sun.
流星と伝統衣装。
 
獅子座流星群は今夜(月曜早朝)。

ふんどしプレゼントは今日中。

アメリ」公開は昨日から…。







 
2001.11.18 Sun.
ギョウ座。(…寒ッ)
 
事件のない、平和な一日。

入院していたとのことで、連絡の途絶えていた友人夫妻宅に九州土産をもって行く。
ゆずこしょうと長浜ラーメン。
ラーメンは賞味期限ぎりぎりである。
ラーメンをもって行くと電話すると、餃子を作ってくれるという。
さて、到着して猫と戯れていると、ご主人が餃子を包むのを手伝ってほしいとおっしゃった。

手を清めて、ご主人の指導で、餃子の餡をくるんでゆく。
始めのうちは、餡の量が多かったり少なかったりと、いびつだった餃子もどきもだんだん形になってくる。
筋がいいと誉められ、いい気になってたくさんの餃子もどきをこしらえる。

焼いた時に破れるかもと心配であったが、無事に焼き上がった。

ふふん。ちょっとだけ、自信*1持ってみたりする。

でも、餡が作れなければ、活かしようのない技術ではある。

C-KH君も加わり、餃子&ラーメンパーティー。

帰宅して、仕事をしながら夜空を仰ぐ。

明るい東京の夜空でも、火を噴き、煙の尾を引いて流れる「火球」を見ることができた。

駐車場で、公園で、住宅地の路上で、数人が夜空を仰いでいた。

「S」の前の路地では女主人が客を置き去りにして、十字に切り取られた夜空で星屑の燃え尽きる輝きを眺めていた。

「見えたよ」とMTからメール。

ネットの掲示板でも、「見えた」とか、「曇ってる」とか…。

この夜、日本中で僕の知っている人も知らない人も、たくさんの人が同じように星を眺めていたのだと思うと、それはちょっといい気分である。

缶入りの紅茶で凍える掌を温めながら30個ばかりの流星を眺めた後、床に就く。



*1 そのさんから掲示板で誤字を指摘されたので、訂正。かっこワル。


 
2001.11.19 Mon.
受講するはずだったセミナーをすっぽかして
 
一日中仕事で引きこもり。


久しぶりに米を炊いて自炊。

というわけで、仕事をしているか、TVを眺めているかで一日が終わってしまった。

TVを眺めて気になったメモ。

・奥田綾乃とかいう小娘のPV
「♪恋のダイヤル6700 papaya ver.」フィンガーファイブのリメイク。
アレンジはパパイヤ鈴木だろうか。
小娘とパパイヤが登場するPVのロケ地が近所の商店街だった。*1

・最近良くかかっているL'Arc〜en〜cielのhydeのソロ曲「ever green」のPV。
鳥かごの中で白塗りのhydeが唄っている。

よく見ると、画面のトーンにあわせた白い衣装の足元は「サンダル」だった。
…いいのか?

・ジャン・ジャック・ベネックスの8年ぶりの新作「青い夢の女」
…やた!青だ。「ディーバ」や「37°C」のような画面を期待。

・コンパックの新作CM。
男性かつらのCMのパロディなのだろうか?


*1 後日再び見たら違っていました。勘違い。
  よく似てるけどね。




 
2001.11.20 Tue.
まったく…
 
けしからん!

たるんどるっ!

いや、たるんでると云うのはそれはもう随分と前からいろんな処がたるんでいて、それはすなわち大人の渋みというヤツかもしれないなどと自分勝手に大いなる勘違いなのだが、顎の下はたるんでいなくて残念。(「前向きに…」:フィッシュ哲学

いつもよりは控えめに脱線してみたが、云い換えればすなわち緩んでいるのだ。

何が?

だ。

「気」この世界の至る所にあり、命と命をつなぐもの、高みから低きへ、蛇口をひねればそれを伝って水は吹き出る。


すなわち「ホース」



著しく間違ってみたが、つまるところ「フォース」。

「我がパダ・ワンよ、フォースと共にあれ」

それもまた脱線。

つまり、急がば回れと云うにはあまりに回り道ではあったが、単刀直入なんて言い出すにはあまりに白々しい文字量稼ぎであったし、早い話をしようにも最早全然早くないのだが、「気が緩んでいる」と云いたいっ。


「緩みきっていると!」


誰がと問われれば答えよう、この私である。

どれ程と問われれば答えよう、指示のメールを読みもせず先入観だけで仕事をし、得意満面で提出したその時その瞬間に先方担当者が遠慮がちに

「A5でとお願いしたはずですが…」

と、どこをどうとってもこちらが悪い状況で、刑事ドラマならばまさにホンボシ、真っクロクロだというのにその担当者は確かに遠慮がちにそう云った。

会議テーブルの上で、私の作ったそれは日本工業規格(略称:JIS)の定めるA5版と呼ぶにはあまりに図々しいサイズであった。

「いやあ(照)、とんだ版違いで…」

急速に冷え込んだ室内の空気に、都会に迫る冬の気配を感じながらも私は、早々に打ち合わせを切り上げて帰路についたのだった。

「ジブリがいっぱいコレクション もののけ姫3枚組DVD」を購入したような気もしたが、まっすぐ家に帰ってくると謎の組織の罠にはめられたなどと戯言漏らして掲示板で遊んだりせずに失敗を挽回すべく、徹夜で作業に没頭したのだった。










いつだったか、どこかで読んだっけ…
「ヒトは、自分が悪いときは怒気を込めて謝るもの」だと。


いつもよりやや大きめの態度で書いてみました。

反省:「ビジネスメールはちゃんと読む。」
   「勘だけで仕事をしない。」

イヤもう、まったく情けない。


 
2001.11.24 Sat.
ただ見たままを
 
三連休の二日目。

深夜、街道沿いのファミリーレストランで愛機iBookの薄っぺらな白いキーを叩いている。
深夜にしてはまあまあ客が入っているのは連休だからであろう。
とあるWEBサイトの掲示板で予告した原稿を書き上げようと、気分転換にここを訪れた。

僕の部屋から徒歩でも10分とかからないここへは、開店当初にはある事情から通い詰めたこともあり、馴染みの深い場所だ。仕事の打ち合わせや、プライベートで度々利用している。
僕の人生に関わる、ここには書けない出来事の発端もこのファミリーレストランの禁煙席からだった。

肝心の原稿は進まないのだが、今僕が目にしている光景を描写しておこうと思う。

僕の腰掛けている四人掛けテーブルの向かいには、通路を挟んで、窓沿いに四人掛けのソファー席が並んでいる。その、窓が終わった壁際の終端の席が僕の真向かいに当たる。

その席には、二十代半ばから後半くらいの女性が一人物憂げにコーヒーをかき回している。
彼女のテーブルには、何か軽食をとったのだろう、ハインツのケチャップのボトルがあり、おしぼりやコーヒーカップの他に、数枚の書類と筆記具、携帯電話とCDプレイヤーが置かれている。
そのCDプレイヤーのステレオイヤフォンを耳にさして何かを聞いている様子だが、その表情は険しく、音楽を楽しんでいるようには見えない。

彼女は、背中のちょうど真ん中あたりまでの長さの黒髪の後ろをを大きな髪留めで軽く束ねている。
束ねた先、背にかかったあたりから毛先は軽くカールしている。
赤紫のラメの入ったニットのタートルネックには袖がなく、女性らしい肩と二の腕をあらわにしていて、肘の少し上から手首までの前腕を共布の長手袋状のものが覆っている。
これも袖の一種なのだろうが、僕のボキャブラリーにはないので、要領を得ない記述になってしまった。腰から下には、上着の真っ茶色のダウンジャケットをブランケットのように巻いている。
テーブルの下には、ハードなデザインの革製のサンダルが脱ぎ捨ててある。
ソファの上で胡座をかいているようだ、随分と長時間そこにいるのだろう。
スタイルのよい、魅力的な女性なのだが、眉間のしわを心配してしまいたくなるほど、険しい表情をしている。

その表情の訳は、テーブルの上に置かれた数枚の書類の一枚にこう書かれてあるので容易に想像ができる。
おそらくFAXと思われるそれには、離れていても十分読みとれる大きな文字で、「がんばってください、出来ます。」と書かれている。

その文字は女性の文字のようだ。
彼女がなにやら書き込んでいるメモには、文字らしきものが書かれている。
ということは著述業で、ライターか作家、脚本家だろうか。

しかし、彼女のダンサーのような出で立ち、ずっと音楽を聴いているところから想像をするならば、ミュージシャンなのかもと思う。

僕がこの席に着いてからと云うもの、彼女はその険しい横顔を崩してはいない。

そしてそのとなり、僕から見て右斜め前方の席には、漫画家と編集者とおぼしき二人組がいる。
手前側には、鼻の下と顎に黒々ヒゲを蓄えた山男と云った風情の、体格のよい男がロボットのイラストが描かれた画集をめくっている。
青系統のチェックのネルシャツは、肩の位置や、袖の短さからして何年も着ているのではないかと思われる。傍らには黒のダウンジャケット、これまた寸足らずのジーンズからのぞく素足にサンダルを引っかけている。偉そうにいえた義理ではないが、どうやら服装にはかなり無頓着な様子。
その向かいには、対照的に相当小柄な女性が遠目にも漫画の原稿とわかる紙になにやら書き込んでいる。ショートヘアーはまばらにカラーリングされて茶色い毛が混じっている。
黒に近いダークグレーのセルフレームは横長のもの。

二人は、僕がこうして描写している途中で店を出て行った。

ともかく、ただ自分が書き留めたいと云うだけで、何の意味もない描写にいたずらに行を費やしたが、そもそも僕の文章自体がそういうものの集積なのだから致し方ない。

それにしても、気になるのは

「がんばってください。出来ます。」のFAX。

果たして出来たのか、出来なかったのか、彼女は店を出ていった。

店を出るとき、その表情から険しさは消えていたろうか?

確かめることは出来なかった。


 
2001.11.24 Sat.
サザエさんとムーミンはテンポと音程をめいっぱい下げて歌おう。
 
朝までファミレスで過ごしてしまい太陽に逆らって吸血鬼のように眠っていると、遠い意識の彼方で電話が鳴ったようだったが、そっとしておいてあげることにした。

自分の、大人としての思いやりある態度に満足してそのまま眠る。

夕方、目を覚ますと留守電がランプの明滅で自己主張していやがるので、渋々伝言を聞いてやる。

「Peeeeee! … Yo! オイラ朝からバリバリ遊んでハイテンション。
 Hey! オマエ、連休もどうせ行くとこなくて腐ってんだLow?
 Yeah! んじゃ、俺様、誘ってやるYo! 遊んでやるthey!
 カ/ラ/オ/ケっ♪ チェケラッ…」

と、概ねこんな感じの、すこぶる気の違ってそうな莫迦メッセージが入っていた。











…ような気がしたので、電話の主にコールバック。

電話の主、回線問屋の窓際族社員KT*1は、朝も暗いうちから箱根をドライブして、沼津で魚食ってきたなどとほざく。

芳しき双葉であった幼少の砌より朝に弱い僕としては、

「ああ、こういう人間に間違って権力を与えると夏休みの朝っぱらからラジオ体操なんて暴力的な制度を思いついたりするのだろうな…」

などと、実年齢と遅刻歴が限りなくイコールに近く、高校時代には遅刻数学年2位の実力で、危うく遅刻で「Sir」の称号を貰いかけた過去がフラッシュバックしたりなんかしちゃったりなんかしたりもするのだったが、二つ返事で「オッケ!」する。

代表取締役新婚社長のB-SYとその愛妻SYの成り立て夫婦に加え、技術系人材派遣会社勤務で、自社のドメインを会社に先駆けて押さえ、それを会社に譲渡しボーナスを得るという雇用社会の反逆者社員OSと合流し、まずは腹ごしらえと麹町の日テレ社員食堂カレー部門別館*2「AJANTA」で、「カレーは2度辛い」と云う印度の格言*3を思い出しながらカレーを食す。
普段から印度カレーに親しんでいる身であっても、ここのカレーは辛い。

カレーですっかり「いい汗かいた」後、馴染みのカラオケ屋へ。

新曲の練習もしたものの、メンツが皆同世代なので若作りせず、積極的に懐メロをがなり立てるのであった。
久しぶりに、ボイスチェンジやテンポ落としなどで遊んでみたり。

しかし、最近空気清浄器のないカラオケ屋は、しんどいかも。
乾燥の季節に、密室の中喉をたばこで燻されるのはこたえる。

ともかく、久しぶりに遊んでもらって上機嫌で帰宅。


*1 KTがここの日記風を読んでいることが発覚したので、意地悪く書いてもてなすことにした。
  ブルーだ。やっぱり名前変えようかな…。
*2 嘘です。日テレの向かいにあるというだけ。
ただ、とんねるずの石橋貴明が番組で名前を出していたりと、その立地から芸能人の客も多い様子。
カレーももちろんだが、カレー味のチキン炊き込みご飯「チキンブリヤニ」がおすすめ。
印度式スパイシーミルクティー「チャイ」を注文すると、印度人店員がボトボトこぼしながらチャイを注ぐパフォーマンスを見せてくれる。
*3 そんな格言はないです。信じる人はいないと思うけど。(笑)


 
2001.11.25 Sun.
アドゥレセンス後日談。
 
知っている人にしかわからなくて恐縮ですが、吉野家の例のアレ*1ジェネレーターで、作ってみました。

精一杯がんばったけど、ここまでです。


そんな事より賢明な読者諸君よ、ちょいと聞いてくれよ。
スレとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所の「少女革命ウテナ」の前回見逃した前半部分を見たんです。
「少女革命ウテナ」。
そしたらなんかのっけからむやみにお色気シーンばかりでちょっとついていけないんです。
で、よく見たらなんか物語りそっちのけでサービスシーンばかりなんです。
もうね、アホかと。
馬鹿かと。
お前らな、ケーブルTV如きで普段来てない「少女革命ウテナ」に来てんじゃねーよ、ボケが。
ケーブルTVだよ、ケーブルTV。
なんか親子連れとかもいるし。
一家4人で「少女革命ウテナ」か。おめでてーな。
よーしパパ決闘しちゃうぞー、とか言ってるの。
もう見てらんない。
お前らな、指輪やるから見てて恥ずかしいのはなんとかしろと。
「少女革命ウテナ」ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
指輪をもった宝塚まがいの奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと前回見たところまできたかと思ったら、隣の奴が、王子様、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、王子様なんてきょうび流行んねーんだよ。
ボケが。
得意げな顔して何が、王子様、だ。
お前は本当に王子様をこんなものが見たいのかと問いたい。
問い詰めたい。
小1時間問い詰めたい。
お前、王子様って言いたいだけちゃうんかと。
「少女革命ウテナ」通の俺から言わせてもらえば今、「少女革命ウテナ」通の間での最新流行はやっぱり、

及川光博(元王子)、これだね。

王子、及川光博(元王子)ギョク(玉子)。
これが通の頼み方。
及川光博(元王子)ってのは配役はハマってる。
そん代わり演技が浮いている。
これ。
で、それに王子、ギョク(玉子)。
これ最強。
しかしこれを頼むと次から一般人にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、宝塚でも見てなさいってこった。


…べつに通じゃないです。(苦笑)

つまりは、ケーブルTVのローテーションでまた放送していたので、見たんですよ。
最初から。

「劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」を。

前言撤回。

お勧めしづらい。

いや、なんか赤面してしまって…。

美術も、構図も前回評価した通りなんですが…

きっと全体としてはまあアレでいいんだろうけど、先に後半を見てから全編を通してみると、なんかクドさというか…ちょっと人に勧めるには勇気がいるなと。

正直、前半部分は僕の苦手なべたべたな少女漫画のムードいっぱいでかなりしんどかったです。

しかもつづく中盤部分は妙にむずがゆいセクシーシーンがつづいて…。

見ていてかなりこっ恥ずかしい。

ヘタベタに少女漫画的なモチーフや世界観とは別に、映像表現や作劇、画面構成などは一見の価値ありなんだけど、ちょっとハードル高いなと。

もちろん作り手も作品のファンも、舞台設定と前衛的映像表現を切り離すことなく評価しているのだと思いますが…。

ま、アニメーションとベタベタの少女漫画絵と王子様に偏見のない方はどうぞ。


*1 「ゴノレゴ」のあまりに有名なフラッシュムービー「よしのや
(トップページ 「ポエ山(仮)」)
このヒトのFlashムービーはものすごいです。必見。しかもページ上で講座まで…
ポエ山教授のお部屋 フラッシュ講座
でもってこれがものすごく力の入ってる大作フラッシュムービー「quino −キノ−」です。見るべし!


 
2001.11.26 Mon.
SWORDFISH -rewrited(涙)
 
徹夜で仕事を片づけて、朝一で初稿を渡す。
次の原稿は夜だというので、日中はすることがない。
このまま帰宅しても眠ってしまうだけだと思ったので、犬煩悩のヒゲ男SMに電話して新宿で映画を観ることに。
先に新宿に着いたので、彼の到着を待つ間にポイント使用で「The Matrix Revisited」DVDを入手。

歌舞伎町のミラノ座で、「SWORDFISH」(監督:ドミニク・セナ、出演:ジョン・トラボルタ/ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー)を観る。
東急系の劇場は、シートもよく館内もきれいで印象が良い。「A.I.」の試写会もここでみたっけ。


今回観た予告は、キャストが豪華過ぎて出来が心配な、ひさしぶりのアンディ・ガルシアも出ている「オーシャンズ11」(監督:スティーブン・ソダーバーグ、出演:ジョージ・クルーニー/ブラット・ピット/ジュリア・ロバーツ/マット・デイモン/アンディ・ガルシア/エリオット・グールド他)は、とある映画情報サイトの紹介文によると、「M:I-2」のトム・クルーズが11人いる感じとのこと。一部ではトム・クルーズのプロモビデオ呼ばわりされた「M:I-2」ですが、そんな人にはつまらなさも「M:I-2」の11倍と云うことになりそう(苦笑)。1960年の作品をリメイクしたとのことですが、そんときゃ生まれてませんので、もちろん元ネタは知りません。

でもって「M:I-2」つながりですが、「M:I-2」の監督ジョン・ウーとこっぽらけのニコラス・ケイジによる戦争映画、「コレリ大尉の:マンドリン-2(大嘘)ウインドトーカーズ」。イヤ、ニコラス・ケイジが軍服着てると、コレリ大尉に見えちゃうもので…。

顔色と眉色が近すぎてちょっと怖いバットマン女優キム・ベイシンガー主演の「ブレス・ザ・チャイルド」。

ブルーノは好きだけど、なぜかちっとも観る気がしなかったブルーノ(ブルース・ウィリス)主演「バンディッツ」。

もう、予告を観るだけで気持ちの高ぶる「ハリー・ポッターと賢者の石」。主人公たちがすげーかわいい。アタマなでてぇ。(笑)

眼力陰気美少女(でも好き/もう大人だって…)クリスチーナ・リッチー主演のイタリア映画「耳に残るは君の歌声」は、クリスチーナとイタリア映画とくればホラーか? と疑いたくもなりますがオペラもののようです。監督はパチモンのような名前が印象に残る(この上なく失礼)サリー・ポッター(笑)女史。本人は少女時代にからかわれずにすみましたが、子どもがいたら「おまえのかあちゃん魔法使い〜」と云われてそうで心配です。撮影監督がグリーナウェイの「コックと泥棒、その妻と愛人」を撮ったヒト(サッシャ・ヴィエルニー)だそう。遺作になってしまったとかで残念ですが、その映像美に期待。でもたぶん観ない。(笑)

でもって、肝心の「SWORDFISH」ですが、すごいです。
めちゃめちゃでっかい嘘をすごく派手に見せてもらってありがとうって感じ。
予告やマスコミ紹介で頻繁に見かけるタイム・スライスシーンだけが見せ場かと思えばさに非ず、全編見所満載です。しかし、ヒュー・ウルヴァリン・ジャックマンのコンピュータ操作シーンは、笑えます。あんなハッカーいないって…。このシーンは自分も以前同様のこと(パソコンのキーボードを楽器のキーボードになぞらえる)を考えていただけあって、感慨ひとしお。
ソース・ネクストの次作は「タイピング60セカンズ*1『剣魚打』」に決まり。(笑)
ハル・ストーム・ベリーの「やらかいところ*2」が見れるシーンもあります。ハル・ベリーファンはチェキッ!(苦笑)
トラボルタ、かっこいいです。劇場で売られているパンフレットの表紙の写真、彼の顔だけが妙に左右対称で不思議です。(笑)
ネタバレにならないよう気を使いますが、「バス」はCGじゃないそうで、驚きです。
世界一のハッカーと云うことでLinuxのリーナス・トーバルズもどきがでてきたり、FBIの盗聴プログラムにハッキングしたかどで捕らえられ、投獄された主人公(ヒュー・ジャックマン)の役名がAppleとPixerのCEOスティーブ・ジョブスのもじりだったりしてサービス満点です。あれ、ウィリアムX-BOXが出てこないぞと思ったら、こちらはFOXの「サベイランス−監視−」で、ティム・ロビンスがみごとにそっくりさんを演じてます。もっとも、劇中のセリフでズバリ「ビル・ゲイツ」を登場させ、「誰? 」とあっさり流してますけど…。
えーと、まあともかく最近観た中では一番面白かったかも。

特にお気に入りはファーストシーンのトラボルタのクローズ・アップからのシーン。


おすすめです。



一度消えてしまった内容を思い出しながら書き直しました。そのまんまじゃ書いてて楽しくないので、いろいろリンクしてみました。クリッククリック!
*1 「SWORDFISH」の監督&撮影監督は、ニコラス・こっぽらけ・ケイジ主演の「60セカンズ」と同じなんですわ。「60セカンズ」ってのは、見たヒトはイミわかるよね。
*2 どこかはナイショ。


 
2001.11.27 Tue.
あ。
 
書いてたのに、マシンフリーズで消えてしまった。


 
2001.11.27 Tue.
めざましテレビ
 
うかつにも、目覚めたのは午後。
明日のミーティングの中止を知らせる電話があった。
夕方、二年前に地球に帰化した(自称)という生き物から電話。
二時間半ばかり話す。
長電話なんて久しぶりである。
話題はと云うと、弱点を指摘されたり、秘密の告白や、心霊体験談など。
食事を冷蔵庫にあったものだけで済ませる。
あ、一歩も外出せずに日付が変わってしまった。

ヤンク・ロック(笑) という触れ込みで、メジャーデビューに当たり妙に寒い緊張感がおもしろい記者会見まで行った話題のバンド「氣志團」。少年マガジンか少年チャンピオンでしかお目にかかれそうらないものすごいデフォルメされたヤンキー姿のメンバー自体のビジュアルもすごいんですが、その彼らがパラパラ踊っていたり、悪い夢というか、無理矢理気味の扮装にしか見えないセーラー服姿の女子高生もどきが登場したりと、かなり目に刺激的なPVです。今後に期待。

「キリンジ」の「ムラサキ・サンセット」って曲が気持ちいいのでお気に入り。初期のナイアガラ・サウンド調。歌詞はなんだかよくわかんないけど、コーラス良好。

そのさんのマシンが、ウィルスにやられた模様。
ウチにも結構な勢いで感染メールが届いた。
くわばらくわばら…。

長電話やチャット、消してしまった日記風の書き直しとで気がつけば「めざましテレビ」が…。
仕事?  してませんって…。ええ、さっぱり(汗)
でも、微妙に幸せな気分。また救世主?


 
2001.11.28 Wed.
戦争にはお金がかかる。
 
気分はもう戦争とはいえ、反社会派(と書くと誤解を招くなあ)な僕がテロによって引き起こされた昨今の世界情勢について語るなんてことはありません。またコレを「気分はモー戦争。」などと書くと、クロイツフェルトヤコブ病による外食産業の苦しい戦いや、最後に意味ありげにつけた読点によって、年端のゆかない小娘たちの生存競争を連想させますが、これもまたもはや個性と開き直ったいつもの何の役にも立たない脱線でしかありません。(ね、知ってるでしょ? 「己」ってヤツを。後は敵を知れば百戦連勝…で、敵って何処? 誰? )

では、ひたすらに競争を嫌い、摩擦を避けて暮らしてきたか弱く哀れな小動物のようなこの男が、本能に隠された闘争心に火をつけたとでも云うのでありましょうか?

いい大人が他人の懐をねらって様々に趣向を凝らして財布を奪い合おうと熾烈な争いを繰り広げるこの時期。奴らは実に巧妙にこちらの物欲を刺激してくるのです。「Busin」「連邦VSジオンDX」、「めそに」、「Rez」、「ドラクエIV」、「ギャラクシークエストDVD」…。ああ、アレも欲しい、コレも欲しい。

世間では「ボーナス商戦」などと、物騒な言い方をしたりする今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

ボーナスに縁のないワタシとしては、いたずらに物欲を刺激されるも、皆が懐に携えているボーナスという武器を持たないわけですから、それすなわち「戦場に丸腰で飛び込んでいくも同然」な訳です。

果たして、僕は生き延びることは出来るのでしょうか?

余所にも書いたネタを使い回して恐縮ですが、これもまた自分に優しいリサイクルでございます。
とある掲示板にて「ケンカ売ってるのか? 」と問われ、「安くしとくよ〜」と応じましたれば、我に返り「戦う前から負けているッ」とはこれ如何に…。いや、アタマの中では「MR.CHILDREN」の「友とコーヒーと嘘と胃袋(アルバム:Qに収録)」の桜井氏の「ウマいこと云った、ウマいこと云ったァ〜!」と云う台詞がリフレイン…。
「後先とか考えちゃダメだよ」ね。



本日のリスベクトは、「機動戦士ガンダム次回予告」、「Mr. Children」でした。


 
2001.11.29 Thu.
幸せは、
 
いつも背後に不幸せを伴ってやってくる。


号泣。



 
2001.11.29 Thu.
 
ハッピバァ〜スデー トゥ〜 >自分



詳しくは書けないけど、誕生日プレゼントに大急ぎの仕事をくれてありがとうHK君。

データまだ届いてないよ。


 
2001.11.30 Fri.
浮き沈み
 
ココには書けないことがいろいろあったりしましたが、
自分の気持ちとは関係のないところで時間は淡々と進み、
一つ歳をとっちまいました。

贈り物を下った方、ありがとうございます。

祝辞をくださった方々、ありがとうございます。

食事をくださった方々、ごちそうさまでした。

仕事をくださったが結局引っ込めた方、ありがとうございます。

えーとそれから、縁起物、ありがとうございました。(笑)

ジョージ・ハリスンが亡くなりました。

なんかテンションがあがらないや。


 
2001.11.30 Fri.
酉の市
 
ええ、行きましたとも。

独りで…、じゃがバタ食べてきましたさ。

熊手も買って、自分の誕生日を口実に(嘘)GFF0004の「G-ARMOR」も入手。

さ、来年も商売繁盛。


   



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Akiary v.0.42